10月の暦と席づくり |
10月の異名=神無月、雷無月、孟冬、極陽、小陽春、新冬、応鐘
実りの秋=秋は一年中でいちばん食べ物がおいしく、食欲の季節。この秋を象徴する煎茶器には、夕顔棚、瓢づくしの他、御所柿、柿栗、柘榴などの秋果、山村風味、群雀、初雁、白鷺、魚樵問答や夜学など、逝く秋を惜しむ取り合わせが数多くある。
11月の暦と席づくり |
11月の異名:霜月、仲冬、虚冬、冬半
観楓=紅葉の美しさを観賞しながら煎茶を飲み集う観楓の茶会が、野立形式などでこのころ盛んに行なわれる。紅葉は楓に限らず、銀杏などの木の葉の紅・黄に変わってゆくものも含まれ、これらを描いた煎茶器もある。
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