2月の暦と席づくり |
2月の異名=如月、小草生月、華朝、酣月、春分、木芽月、仲春
節分=立春の前日で、2月3日ごろにあたり、冬と春の分かれる日。もとは立春、立夏、立秋、立冬の前日を指し、一年に四回あったが、立春の前日だけとなった。節分の豆撒きに因んでお福や鬼面などの絵柄の煎茶器もいいが季節を隔てる節分を無季の日と見て、一年中のあらゆる道具を自由に取り合わせてみるのもおもしろい。
3月の暦と席づくり |
3月の異名:弥生、花月、季春、晩春、暮春
曲水の宴=3月3日。晋の永和9年(353)3月3日に王義之が会稽山麗の蘭亭(中国浙江省紹興市外)に文雅の友41人と会し、曲水に盃を流して詩を賦し、義之が序文を作り蘭亭記をまとめた。この故事に因んで京都の平安神宮などで曲水の宴が催される。煎茶器には、王義之、義之換鵞の古染茶碗の他、桃に因んだもの、蘭亭曲水図、蘭亭序の拓本などの掛物がある。
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